2017年7月22日土曜日

女の子が笑顔の国はみんなが幸せの国

暑いですねー。
本当に暑さがまとわり付いて離れない季節になってしまいました。
代表の生熊です。

昔は、暑さが極端に苦手で、夏になると鬱傾向になっていましたが、
今は暑いのも寒いのも大好きです。
特に、じんわり汗をかくというのがとても爽快で、
汗をかくと炭酸飲料が美味しいというのも30歳を超えてから知りました。

10代や20代の時には感じたこともなかった事でも
小さなきっかけで逆転したり「はっ!」と気付いたりするから
長生きも捨てたもんじゃない!と思っています。

夢は90歳オーバーしても「やりたい事が湧き出る」人生を送ること。

こりゃまだまだ先は長いっ!!
後50回は夏を迎えなきゃね^^


さてさて、

合同会社JiRiTsの大きな事業の柱の一つである「物販事業」にて
なななな・・・なんと!!!
自社のネットショップを開店することになりました~!

パチパチパチパチ・・・・

コンセプトは
「小さな女の子のためのおもちゃとお洋服のお店」

ショップ名を
「ange mignon(アンジュミニョン)」といいます。

では、出来上がったばかりのネットショップをまずは見てください!
https://angemignon.official.ec/

どうです?可愛いでしょ??

ange mignon」とはフランス語で「可愛い天使」という意味。
スタッフが案を出して、さらにメンバーに多数決をとって
色々と悩んで悩んで選んだ店名です。

生熊はこの店名を結構気に入っています。
※自分が出した候補の店名は選ばれなかったのですが^^;;

じわじわと「いいなぁ」と思える店名です。


人は誰しも「可愛い天使」としてこの世に生を受けたと思っています。

それは国籍や性別や宗教や人種、障がいがある無しに関わらず
この世に生きる人全員です。

実の元少年兵を「少年兵役」として起用した映画
『ジョニー・マッド・ドッグ』では
両親を殺されて生きるために闘うことを余儀なくされます。

この映画で印象的な
「死にたくなかったら生まれてくるな」
という「生まれたことそのものを祝福されない」台詞はとても強烈です。

確かにこの台詞が生まれるアフリカ・リベリアの背景は
日本とは違いますが、

でもこの日本で毎日のように報道される
親から虐待を受けて幼い子どもが死亡する事件を見るたび

「死にたくなかったら生まれてくるな」

この強烈な台詞を思い出し、
「生まれたことそのものを祝福されない」のは同じなんじゃないの?と
思ってしまいます。

アフリカ・リベリアでの命と日本での命に差はありません。
まったく同じものです。

ange mignon」は
そんな当たり前の事を気付かせてくれるとっても素敵な店名です。

あまりに嬉しいので、
ショップの名刺を先に作って配り歩いていました^^

まだまだあるので、どんどん配りたいと思います。
夏休みや近々弊社のスタッフやメンバーに会う人は覚悟しておいてください(笑)

さて、この「ange mignon」が取り扱う商品は
5歳から小学校低学年の女児を対象にしたおもちゃやお洋服となっています。



何故「女の子」の服だけを取り扱っているか?というのにも
ちょっとした理由があるんです。

合同会社JiRiTsは障がい者就労継続支援A型事業所ですから
私達の存在そのものが「福祉的な社会貢献」であるといえます。

しかしながら、事業を営み利益を得る企業体として
能動的に「社会貢献」をしたいという思いがあります。

生熊が「福祉」や「人権」に足を踏み入れるきっかけとなったのは
2組のある母と娘の姿でした。

母親は2歳の娘を自宅に放置して夜通し働き
そのお金を男性に搾取されていました。
搾取されているという自覚があるにも関わらず
どうしても男性と離れられない女性は30代。
その2歳の娘は自宅に一人で残され、
テーブルの上に置かれた「フタを取ったコンビニ弁当」を
手づかみで食べていました。
長く風呂にも入っておらず、
髪の毛はくっついて束になり
ひじやひざやくびのところが真っ黒になって異臭を放ちます。
言葉も全く話せず、2歳でありながら「あー」や「うー」が精一杯。
そして、スプーンやお箸で食事をするということも知りませんでした。

もう一組の母と娘は
元夫のストーカー行為に悩まされていました。
まだ、ストーカー規正法も出来たばかりで
DV法は施行されておらず
女性への暴力が「制裁」の一つの方法として認知され
男性を怒らせた方が悪い
女性は男性の怒りを「愛情」を持って許すべき・・・みたいな風潮が
まだまだ色濃かった時の話です。
女性は経済的な理由と元夫からの避難を理由に
「母子寮」への入居を希望していました。
しかし、「母子寮」の数が圧倒的に少ないことと
それほど切羽詰った様子ではないと判断されて、
何度も門前払いになっていました。
その後、何とか順番待ちになりもうすぐ入居が確定する!という時に
子どもが元夫に連れ去られてしまいます。
学校帰りの話でした。
ようやく逃れられると思ったのに、交渉のため元夫と会う羽目に・・・

この2組の母と娘に出会って
生熊は「この国の福祉ってどうなってるんだ?」と思いましたし
学校で習った「基本的人権」って何だよ!と思いました。

以前の「ソーシャルビジネスに携わるわけ」でも書きましたが、
陰惨で虚無な現実をまず知ってしまったのです。
そう思うと「福祉」や「人権」って絵に描いた餅のような気がしました。
誰のためのものなんだろうって分からなくなる時もあります。

ただ、理想は捨てちゃ駄目なんです。
福祉分野は「理想」を捨ててはやっぱり目的を見失うと思っています。

それをもっとも強く感じる場面があります。
それが「女性に対する差別」です。

嘘~っ、もう女性に対する差別なんて無いよ~という声も聞こえてきそうですが
上記のきっかけになった出来事も含め
いえいえいえ、やっぱり全世界のどんな社会においても
「女性差別」は根強いんですよ。

女性はその誕生から教育、職業、賃金
婚姻、出産から子育て、介護、お葬式にいたるまで
不平等を押し付けられ、
自由にならない場面が本当に多くあります。

教育を受ける機会のない女子が世界中に溢れていること。
性や生殖についての自己決定の機会や自由を奪われて
望まない妊娠やHIV感染が広がっていること。

特に子育てに関しては不平等を感じる場面がもっとも多く、
日本でも「待機児童」や「ワンオペ育児」など問題は山積しているように思います。

だからこそ!あえて

女の子が笑顔の国は「人権」が尊重された社会であり
そこに暮らすみんなが幸せな国だという理念のもと

ange mignon」を通じて「女児と女性支援の社会貢献」をしたいと思っています。

その方法についての詳細はまた後日^^;
白熱して長くなっちゃいました。。

まあ、社会貢献がどうたらという難しい話は置いといても
単純に「可愛い~」と思ってもらえたら
そしてついでに1枚でも買ってもらえたら
それが一番嬉しいです。



お洋服は特に可愛い子ども服が溢れる韓国から輸入したものが中心なので
ディティールにもこだわりがあって安価なのに上品!

このブログのメニューにも「ange mignon」へのリンクがあります。

ぜひぜひ皆様、末永くよろしくお願いします^^


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