2017年1月22日日曜日

曖昧だからこそ面白いと思う

はじめまして。
代表の生熊です。

「JiRiTs」のホームページが新しくなります。



やったー!!



いやいや、本当は
去年の暮れには「完成!」となるはずだったのですが

事業所の移転だ、新しい仕事だ、何だかんだとバタバタしておりまして
わたくしが作業を止めておりました。

す、すいません。。


それと同時に
ブログも新しくスタートする事になりました。

皆様、どうぞよろしくお願いいたします。


このブログで
事業所の様子や、日ごろ考えている事なども発信していけたらいいなと思っています。


特に障がい者就労継続支援A型事業所というのは
とても難しい面を多々抱えています。

国からの要望と福祉としての理想の中に
「就労」というわかりやすくて定義のしにくい
曖昧な…そして、なんとなく人々が安心するような…文言を混ぜる事で

非常に不安定でどっちつかずの「支援」をする場が出来上がっています。

実際に問題は山積していますし、現場は毎日が戦場です。
しかも、ゴールや正解のない中で、事業所個々の判断のもと成り立っています。


しかし、だからこそ面白いと思うのです。


我々は簡単に定義されるような存在ではない、という事に誇りを持ちたい。


単一である事は管理をする上ではとても楽ですが、
人間そのものがそもそも「単一」ではないので、
頑張って枠をはめようとすると摩擦や軋轢が生まれます。

その上「枠」自体も人間がつくったものなので
「あっちの枠」と「こっちの枠」は大きさも強度もバラバラな訳ですし

結局、同じ人間を作る事自体が不可能なのです。


それをしっかりと意識の中に入れた上で
同じ方向を向いて「運営し利益を生む」にはどうすればいいかを考え続ける事が

A型事業所の存在意義かなぁと思います。


ただ、これにも正解がないので模索する日々は続いていきます。
こうかもしれない、ああかもしれないと考えるのは楽しいですね。
また、こうじゃないか?と他の人と意見を交わすのもとても楽しいです。

曖昧だからこそいっぱい発見がありますし、
よりいいものを選択する自由があります。

そんな発見や意見もここに綴っていけるようにしたいと思います。



さてさて、

正解はないですが、自己を振り返る一つの指針として
絶対に揺るがないものがあります。


「それはその人の福祉になっただろうか」


この場合の「福祉」は「役にたっている」と言い換えてもいいかもしれません。

私たちが自分勝手に「これはこの人の役に立つ」と考えて押し付けるという意味ではなく
受けた人が「役に立った」と思っていなければならないという意味です。


「それはその人の福祉になっただろうか」


それを受けた人に刻み込んで時々思い出してもらおうとか
感謝して欲しいとかそういう事ではなく
その人が「今生きている事」に繋がっているだろうか。


私は、振り返るととても立派とは言えない支援者です。

2017年もバタバタのスタートとなっていますから日々振り返るのは難しいのですが
いつもここに立ち返って考えるようにしています。

たまにこうして静かに振り返る時間も持てるといいなぁ、、なんて思っています。


ちょっと堅い話になりました。
まあ、こういう話も織り交ぜつつブログを進めていきたいと思います。

どうぞ、よろしくお願いします!