こんにちは。
代表の生熊です。
5月から6月は気温の変動も大きく、体調も崩しがちです。
事業所には毎日「調子が悪いので休みます」「風邪を引いたので休みます」「頭が痛いので休みます」と電話がかかってきます。
基本的に、
調子が悪くても、風邪を引いても、頭が痛くても仕事には来て下さい。
病院は仕事を休んで行くものではなく、仕事以外の時間で行くものです。
そういうと
ぼーっとしていて仕事にならないと思います。とか、、
しんどくて動けないと思います。と返事があります。
なるほど。
それだけ身体の声が聞こえているなら、
普段から身体の声に耳を傾けて日々のメンテナンスをすべきだと個人的には思います。
健康第一!という言葉は仕事を休む理由に使うのではなくて、
日常の生活でこそ心掛ける言葉です。
例えば、
疲れたなあ、と思ったらお風呂に長めに入ったり、早めに休養するようにしていますか?
軽くストレッチをしたり、リラックスする音楽を聞いたり緊張をほぐす事をしていますか?
お酒を飲みすぎていませんか?
軽い1杯でも毎日は習慣になるので避けて下さい。アルコールは緩んでいるように見えますが、実は緊張させることがわかっています。
手洗い、うがいをしていますか?
食事をきちんと摂っていますか?
睡眠は充分ですか?
夜ふかしは当然オススメしません。
寝る直前までテレビを見たり、スマホやパソコンを見るのも、寝付きは悪くなります。
睡眠は寝る1時間前から薄暗い照明にして、身体を寝るモードにしましょう。
横になって寝付くまでに平均30分ぐらいかかります。
寝るまでにトータルで90分くらいはかかるものなので、
横になってすぐ眠れないから不眠症だ!とは決めつけないようにしましょう。
ここまで健康な生活をして、
それでも体調が悪くなったなら初めて原因をさぐるため病院へ行く必要があります。
まあ、そこまで健康に気をつけなくとも朝の風景をよく見ると「だるい」「しんどい」と思いながら出勤する人ばかりです。
朝からやる気に満ち満ちて軽やかに出勤する人なんてほんの一握り。
そういう私も毎日当たり前に仕事をするようになるまで20代の10年間まるまるかかってしまいました。^^;
自分自身への自信のなさや、社会に対する鬱憤、妬み、劣等感。
重ねて社会に打ちのめされた感もかなりあり、外を歩くのも嫌になる事も多々有りました。
またものすごく攻撃性が強い時もあり、どこかで自分自身も含め社会全体を破壊しつくしたい衝動にかられる事もありました。
決して引きこもりではなく、仕事はし続けていましたが
社会人としてはボロボロでした。
そこからどうやって今の健康第一と思える「日常」を手に入れたか?という話は次の機会に譲るとして、、
調子悪くて当たり前。
ずっと前の記事にも書きましたが、少々しんどくても、風邪気味でも仕事はしましょう。
締切や納期は待ってくれませんよ。
そして日常こそ「健康第一」で過ごして下さいね。
実は今月引っ越しを控えています。
岡山の実家を出て京都で大学時代をすごし20歳から大阪に住んで、
24年が経過しました。
24年の間、大阪府内であちこちに引っ越ししましたが、
結局今の家が一番長く10年住んでいました。
そんなもうすぐお別れする家の廊下から見える景色を貼り付けておきます。
住み始めた当初は職場への利便性だけで
思い入れは全然なかった土地ですが、、
10年住んでいるとやはり愛着がわきますね。
10年間本当にありがとう。
その感謝を込めて慈しみながらお家をお掃除をしたいと思います。
次にここに住む人にもよい事がたくさん起こりますように。
2019年6月4日火曜日
2019年6月3日月曜日
福祉業は虚しい商売
こんにちは。
代表の生熊です。
社会福祉業というのは何とも虚しい商売です。
最近、頓にそう思います。
別に評価や称賛や感謝が欲しくてやっている訳ではありませんが、
長く関わっているといままでの支援の全てを無に返すような事態が多くて、辟易します。
福祉業を続けていると、当然色んな人に出会います。
障がいも様々、障がい者さんを取り巻く環境や生育歴も様々、趣味も顔も全く違う人達に支援というお付き合いする中で、
ありとあらゆる経験値がどんどん増えていきます。
その中で人は簡単にカテゴライズできるものではありませんが、、
経験値が増えると似通ったパターンの展開や結末によく遭遇します。
最近よく感じるのは、最初の印象は最後で「やっぱり」に繋がる、という事です。
面接の時や全員面談の時に、感じた違和感のようなものは、遅かれ早かれ「やっぱり」な展開が待っています。
これは理屈ではなく、第一印象やインスピレーションは非言語から自然に読み取っているものなので、
よっぽど勘が鈍っていなければだいたい間違っていません。
とはいえ、それをその人の全てとしてしまうのは危険です。
話を聴いて信じるところから支援は始まります。
しかし、、話は冒頭に戻ります。
以前に「共に働いている」というのを伝えるのは本当に難しいという話をしましたが、
直接支援でしか支援を感じられない人は思ったよりも多いという事です。
特にA型事業所は仕事をしてもらうのが支援です。
仕事を出来るようにする場所ではない、というのを伝えるのが本当に難しい!!
仕事が出来る、というのは「スキルがある」という事ではありません。
業務に付随する様々な雑務を請け負う必要がありますし、
苦手な人と同じ職場に居る事が出来るぐらいの柔軟性を持ち合わせなくてはいけないでしょう。
孤立する可能性もありますし、合わせすぎてヘトヘトになる可能性もあります。
ストレスに対する耐性も必要です。
規則正しい生活をしようとしていますか?
遅刻したり、途中で気分が悪くなったりしたら、何かのきっかけで休んでしまったとしたら、、何とか連絡しようとしていますか?
これらの仕事が出来る状態でA型事業所には就職すべきです。
前の記事にも「A型事業所と一般企業は同じ」と書きました。
それは上記の仕事が出来る状態であることとイコールです。
その見込みが我々も含めた事業所も利用者さん本人も甘いと言わざる得ません。
一般就労したいです、と言ったその次の日に遅刻をしているようでは「仕事が出来る」とはいいにくいですよね。
先に書きましたが、A型事業所は生活支援や相談支援のような直接支援ではありません。
仕事をしてもらうという関節的な支援です。
福祉局はA型の仕事を訓練と位置づけているようですが、仕事は訓練ではありません。
未熟を含めた訓練に誰がお金を払うのでしょうか?
失敗作にも「いいですよ」とニコニコお金を払うそんな余裕がある企業は存在するでしょうか?
「仕事を訓練と言ってしまう」それそこ障がい者を差別する意識があると個人的には思います。
福祉局ですらこれですから、事業所を含め利用者さん本人も意識がなかなか変わらないのは無理もないと思います。
一般企業の仕事を「訓練」とは言いませんよね?A型の仕事もそれと同じなのです。
では仕事をしてもらう中での支援とは何か?というのは、とても難しいですが、
自活
自律
成長
だと私は思います。
目に見えないこれらがA型が提供する「支援」です。
仕事をする中で他との適切な関わり方を身に着け、経済活動に加わり、社会の一員としてやりたい事や好きな事が出来るようになる。
私達はここを支援しています。
そして同じ社会の一員として共に働いています。
ただ、これは先に書きましたが直接支援ではないため、支援を受けているとは感じにくいのが現状です。
ザルで水をすくうように、注いだ労力も時間も中々理解してもらえず、虚しい日々が続いてます。
嘆いてもしょうがないので、今日も何も期待しないで支援を続けていきます。
それではまた!
代表の生熊です。
社会福祉業というのは何とも虚しい商売です。
最近、頓にそう思います。
別に評価や称賛や感謝が欲しくてやっている訳ではありませんが、
長く関わっているといままでの支援の全てを無に返すような事態が多くて、辟易します。
福祉業を続けていると、当然色んな人に出会います。
障がいも様々、障がい者さんを取り巻く環境や生育歴も様々、趣味も顔も全く違う人達に支援というお付き合いする中で、
ありとあらゆる経験値がどんどん増えていきます。
その中で人は簡単にカテゴライズできるものではありませんが、、
経験値が増えると似通ったパターンの展開や結末によく遭遇します。
最近よく感じるのは、最初の印象は最後で「やっぱり」に繋がる、という事です。
面接の時や全員面談の時に、感じた違和感のようなものは、遅かれ早かれ「やっぱり」な展開が待っています。
これは理屈ではなく、第一印象やインスピレーションは非言語から自然に読み取っているものなので、
よっぽど勘が鈍っていなければだいたい間違っていません。
とはいえ、それをその人の全てとしてしまうのは危険です。
話を聴いて信じるところから支援は始まります。
しかし、、話は冒頭に戻ります。
以前に「共に働いている」というのを伝えるのは本当に難しいという話をしましたが、
直接支援でしか支援を感じられない人は思ったよりも多いという事です。
特にA型事業所は仕事をしてもらうのが支援です。
仕事を出来るようにする場所ではない、というのを伝えるのが本当に難しい!!
仕事が出来る、というのは「スキルがある」という事ではありません。
業務に付随する様々な雑務を請け負う必要がありますし、
苦手な人と同じ職場に居る事が出来るぐらいの柔軟性を持ち合わせなくてはいけないでしょう。
孤立する可能性もありますし、合わせすぎてヘトヘトになる可能性もあります。
ストレスに対する耐性も必要です。
規則正しい生活をしようとしていますか?
遅刻したり、途中で気分が悪くなったりしたら、何かのきっかけで休んでしまったとしたら、、何とか連絡しようとしていますか?
これらの仕事が出来る状態でA型事業所には就職すべきです。
前の記事にも「A型事業所と一般企業は同じ」と書きました。
それは上記の仕事が出来る状態であることとイコールです。
その見込みが我々も含めた事業所も利用者さん本人も甘いと言わざる得ません。
一般就労したいです、と言ったその次の日に遅刻をしているようでは「仕事が出来る」とはいいにくいですよね。
先に書きましたが、A型事業所は生活支援や相談支援のような直接支援ではありません。
仕事をしてもらうという関節的な支援です。
福祉局はA型の仕事を訓練と位置づけているようですが、仕事は訓練ではありません。
未熟を含めた訓練に誰がお金を払うのでしょうか?
失敗作にも「いいですよ」とニコニコお金を払うそんな余裕がある企業は存在するでしょうか?
「仕事を訓練と言ってしまう」それそこ障がい者を差別する意識があると個人的には思います。
福祉局ですらこれですから、事業所を含め利用者さん本人も意識がなかなか変わらないのは無理もないと思います。
一般企業の仕事を「訓練」とは言いませんよね?A型の仕事もそれと同じなのです。
では仕事をしてもらう中での支援とは何か?というのは、とても難しいですが、
自活
自律
成長
だと私は思います。
目に見えないこれらがA型が提供する「支援」です。
仕事をする中で他との適切な関わり方を身に着け、経済活動に加わり、社会の一員としてやりたい事や好きな事が出来るようになる。
私達はここを支援しています。
そして同じ社会の一員として共に働いています。
ただ、これは先に書きましたが直接支援ではないため、支援を受けているとは感じにくいのが現状です。
ザルで水をすくうように、注いだ労力も時間も中々理解してもらえず、虚しい日々が続いてます。
嘆いてもしょうがないので、今日も何も期待しないで支援を続けていきます。
それではまた!
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