2017年5月4日木曜日

40代、50代に迎える「人生の転換期」

映画好きにとって長期休暇はときめきますね。
こんにちは、代表の生熊です。

さて、前回のブログで月1回は映画を紹介するブログにする宣言をしました。
今回はその記念すべき第1回目!

何にしようかと迷って、前回のブログの時には既に決まっていました。
で、クイズにしていたんですが、

見事に誰も答えてくれなかったのです。笑

寧ろ、タランティーノ監督って誰?
という雰囲気もビシビシ感じましたので、これは誰も答えなくても仕方ありません。

あ、これを書いている途中にスタッフから
「パルプフィクション」ですか?「キルビル」ですか?と言われましたが、、

違います^^;


早速答え合わせといきましょう。


その前に
クエンティンタランティーノ監督について少し。

クエンティン・ジェローム・タランティーノ(1963年生)
映画監督であり、脚本家、そして俳優でもある。
レンタルビデオショップ店員時代に、大量の映画に埋もれ働きながら脚本を書いた。この当時に培った映画の知識が、後の映画制作に役立っている。主にアジアを中心としたマニアックな映画・日本のアニメ・音楽に精通している。シネフィルを自称する。
タランティーノの作風は、自身の映画趣味が随所に見受けられる。(wikipediaより引用)

つまり、自分が好きな映画を
これでもか!と詰め込んだ映画を撮る。

犯罪行為や残虐行為、あるいはグロテスクな表現が多いにも関わらず

妙なリアルさを追求せず、CGを使わないというこだわりもいい!

だからどこかアニメーションのようにコミカルで
複線が張られた様々は人物のドラマと
映画ファンを「クスッ」とさせるような要素がミックスされて、
唯一無二の作風が世界中で受けています。

どこを切り取ってもセンスのいいビジュアルを持たせる天才!奇才ww

タランティーノの映画は
映画じゃないと出来ない事だらけです^^

もうひとつ私が彼にシンパシーを感じているのは
ありとあらゆる人物が人種や出身地を問わず登場すること。

これにより「その人が持っている背景」にバリエーションが出るため
ドラマに厚みが出るんですよね。

まあ、きっとタランティーノ監督は
自分の「好き!」だけでキャスティングをしたんでしょうけどw

でも「好き!」だけでこれだけ多種多様な人物を作り上げることが出来るのは
彼に元々「偏見がない」という証拠だと思うんですよね。


という事で、

私が1番好きなタランティーノ監督の映画は


『ジャッキー・ブラウン』です^^

ハリウッドの映画でも数すくない「黒人女性」が主人公の映画!

実は70年代のソウルトレインや
ファンクミュージックが大好きなんです!
パム・グリア!!最高です。

もう、とにかくかっこいい!!
音楽も素晴らしい!!

パム・グリアって誰?という人も
タランティーノ監督を知らない人も
とりあえずオープニングを観てください。


ちなみにタイトル字は
これもパム・グリアが主演していた映画「Foxy Brown」のパクリです^^

物語は、主人公(ジャッキー・ブラウン)がCAという立場を利用し
武器の運び屋という裏家業をしているという設定から始まります。
そういえば『ジャンゴ』にはプランテーションの農園が出てくるし、
黒人を使う時の設定は、よくある映画の中のイメージが採用される事が多いですね。

長年武器の運び屋だったジャッキー・ブラウンがFBIに逮捕される事で
突然、この日がジャッキーブラウン最後の取引の日となります。

逮捕されたことでCAにも戻れない、かといって裏家業もこれ以上やりたくない。
人生の半ばすぎを迎えたジャッキー・ブラウンが、自分なりにこれまでを振り返り、
新しい一歩を踏み出していくために「ひと仕事をする」というメインストーリーに
その仲間だったり、FBIだったり、それをとりまく関係者だったり、無関係者だったりの
いくつかのストーリーがクロスして展開されていきます。

この中年キャリアウーマンの物語は
誰しもがいずれ迎える人生の転換期なんですよね。

もう「若くない」しかし、まだまだ「人生は長い」
その時に、何を想ってこれからどうするのか

ちょうど、自分が今その年齢に差し掛かっています。

これからどうするのか、どう生きるのかということに正解はありませんが、
様々な方向から考えてみるというきっかけになっています。

そんなわけでタランティーノ監督の作品の中では、
一番共感しやすいかな、と思います。

内容はまったく参考にはなりませんが^^;;

これは若いパム・グリアに熱狂していたタランティーノ監督自身が
今のパム・グリアに感じていることなのかもしれませんね。

最初に書きましたが、
ハリウッド映画で「黒人」が主人公の映画はまだまだ少ないのが現状です。
それにさらに「女性」となると格段に数が減ります。

この映画が公開されて20年経った今でも、さして状況は変わっていません。

その中で、
今年のアカデミー賞の最優秀作品賞が「ムーンライト」であった事は
本当に喜ばしいことだと感じています!
こちらは絶賛公開中!です。
一緒に盛り上げていきましょう。

ムーンライト公式ホームページ


次回も、、映画の話題になる予定^^;
ちょっとご紹介したい「いい映画」がありますので楽しみにしていてください!!

それでは皆様、よいGWを!


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