2017年9月4日月曜日

人生に一度あるかないかの体験

人生に一度あるかないかの体験といわれて何を想像されますか?
それはゴルフのホールインワンです。
ゴルフを知らない人には、わからないと思いますので少し説明します。
ゴルフを行っている方ならばホールインワンのすごさがわかると思います。
ホールインワンとはゴルフのショートホールまたは、
PAR3と呼ばれるホール(3打でカップに入れれば良い)で、
1打でカップインさせると言うものすごいことなのです。
(距離は約150ヤード、メートルでは約135メートル)



そして、3打でPARのホールですから、
そのホールを1打で入れればそのホールでは-2打になりますから、
イーグルと言うことになります。

3打で入れることができれば正直アマチュアゴルファーではすごいことなのですが、
それを1打で入れると言う神がかったことなのです。
ホールインワンが出る確率と言うのが1/1万2000ですから数字からも「ありえない」というのがわかってもらえると思います。

 ホールインワンのすごさが分かっていただいたところで話をもどします。

私は自分で商売するまでは
吹田で古くからあるステーキ小万という店で働いていました。
その店は結構、裕福なお客さんが多く、
当時ゴルフをされている常連さんも沢山いました。
肉を焼くだけの店ではなく、
話をしてコミュニケーションをとっていくような店なので、
お客さんとの会話を増やすためにもゴルフをはじめました。
そこそこコースを回れるようになったある日、
お客さんから一緒に行こうとゴルフに誘われました。
それは、お客さんのゴルフクラブ主催の競技でメンバーと
ペアーを組んでスコアーを競うものでした。
その日は、調子が悪く午前中はたくさんたたきました。
昼から、がんばるぞ!
ひとホール目はパーです。いい感じ!
ふたホール目は、ショートホール(パー3)で下りの180ヤードです。
いつもでしたら6番アイアンを持つところですが、
キャディさんから
「今日のあなたはよく飛んでいるので7番アイアンがいい」
といわれ7番を使いました。

そして、セットアップしてアドレスし、
スイングに入るまで不思議なくらいスムーズに体が動きました。
なぜかスイングも体が勝手に動いている感じでスムーズでした。
イメージ通り、の弾道だったのでグリーンオンしたタイミングでピンを拾っていました。
次の瞬間、周りの人が急にざわめきだし、
「はいった」「はいった」といっています。
私は、「はいった」て、なにがはいったのやら即座にわからず
どうしたの、なにがあったの?と
ポーとしていたら「ホールインワンや!」と聞こえ
ことの重要性に気が付きました。

それでも信じられずに
「あのピンの後ろにボールがかくれてとちがうの」言ってしまいましたが、、
きっちり入っていました。

「まじ、本当に」どうしたらいいのだろう?
ホールインワン保険に入っていたっけ?謝礼はどうしたらいいのか?

などいろいろ考えているから、それからボロボロでスコアーになりませんでした。

クラブハウスに帰ってきたらメンバーさんが
すぐにこれでキャディーさんにお礼しておいでと1万円を握らせてくれました。
「まず、一安心」
今日はゴルフが終わっても、店に帰って仕事です。
たいへんです。一緒にゴルフをした人が店にきます。
全部、私のおごりなのです。
しかもびっくりすることに、
知らないうちにうちのマスターが私のゴルフ仲間をよんでいました。

もちろん、その人たちの分もおごりです。

でも、変な感じですよ。
私のお金でほかの店に食べに行くならよくわかりますが、
私のお金で肉を焼き食べてもらい、ビールをおごり、
喜ぶのは、売り上げが上がるマスターばかりです。

ビールで乾杯するとき「いただきます」といつもの癖で言ってしまいましたが、
よく考えると、「これって、おれの金とちがうん」!

なんやかんやで、たいへんな一日でした。

おかげさまで、ホールインワン保険は50万保障にはいっていましたから
ちなみに、ホールインワンは事故扱いです。。

うれしいような、かなしいような?思い出話でした。




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