2017年9月17日日曜日

A型事業所だからこそ意識したい「わかっていても難しい」こと

台風や嵐は割りと好きな代表の生熊です。
雷とかでテンションが上がるタイプです。。

先ほど地下鉄で沢山のご婦人グループに囲まれましたが、
この連休を使ってのお出かけなのでしょうね。
台風にも負けないお喋りで、
雨が降っていてもきっと楽しいんだろうなぁと何だか微笑ましくなりました。

ちなみに、わたくしは諸事情ありまして3連休中2日は仕事です^^;;
その諸事情についてはまた後日。

さて、

前回からしばらくありましたが
今回も「わかっているけど難しい」という案件をテーマにします。

それは「他人と一緒にグループで仕事をする意義」です。

ある一つのプロジェクトや業務に対して
担当ごとにメンバーを割り当てて仕事をすることで

一人でするよりも多くの量をこなすことが出来るし
補い合ってさらに上質な仕事が出来る

というものなんですが、、

私は、結構この方法が好きで
様々に応用して多様な業務をこなすようにしています。

組織という言葉はあまり好きではないのですが
それでも、複数の人がいて役割分担が出来ると
そこは必然的に「組織」となるので、

「組織」には必要な方法であり、推奨していくべき方法である、、というのは
わかってます。そりゃそうなんです。。

でも・・・

という所に今回はちょっとスポットを当てます。

突然ですが・・・

わたくし、
めちゃ器用なんです。
さらに理解も早く要領がよい方です。

生き方は超ド下手でぶきっちょなのに
何でもスピーディーにちゃきちゃきこなします。

さらに、同時に20件~30件ほどの複数の仕事のスケジュール管理が出来ますし
かなり高い記憶力の持ち主です。

この器用さと高い記憶力と管理能力で
はっきり言えば仕事は一人でバリバリ出来ます。

むしろ一人で仕事をする方が、気楽ですし早いですし失敗も間違いもありません。

まるでイイコトばかりのように見えますが、、

一人で何でも出来るといっても
一人で出来ることには限りがあります。

いくらレバレッジをかけて最小の動きで最大を求めようとしても
複数の案件を一度にこなすことも体は一つなので不可能ですし
とにかく1日の時間が24時間と決められている以上
必ず限界がきます。

しかも、一人は足が止まってしまうと最後、
誰にも助けを求められないため、全ての仕事がストップしてしまいます。

それを思いますと
「他人と一緒にグループで仕事をする意義」がはっきりと見えてきます。

一人で仕事をしているんじゃないんだ!という安心感と
それでいて、あなたが居ないと仕事にならないんだという存在の必要性

職場で上記のグループの意義というのが
充分に感じられるようになっているか、と時々不安に思うのですが

ただ、これは中々に伝わりづらいのも事実。

グループで取り掛かることで、
責任の所在がよくわからなくなったり
グループで動いているからこそ、
自分の思い通りに進まないことでイライラしたりもします。

さらにグループ内での情報共有に四苦八苦し、
ミスが連発することになったり
スキルの熟練度がバラバラで
どうしても出来る人に仕事が集中したりなど

グループだからこそいつでも問題は山積みです^^;;

これを走りながら修正し、
また新しい案件が舞い込めば走りながら組織化しているので

みんながアタフタしながら付いてきています。

それでも、付いて来られるなら
これはこれでいいかぁ、と思っていたのですが、
ふと気付いて周りを見渡すと、

私のスピードが速すぎて全員がついてくるだけに必死で
さらにそれを仕事として捌ける人が私一人で
指示待ちの人ばかりが出来てしまっていることに気がつきました。

以前にも似た状況がありまして、
こうなると私がパンクをしてしまうことになりかねませんので
とにかく「指示待ち」の状況だけは避けたかったのですが、、

うーん、、よくない。
本当にこれはよくないんですが、業務は止めることができないので、
今は、なんとかそれぞれの役割が上手く合致するように、
あれやこれやを試しながら進めています。

「他人と一緒にグループで仕事をする意義」は充分にわかっていても
わかっているからといってすぐに上手にいくものでもない。

トライ&エラーを繰り返しながら、
その都度見直して修正が出来ることで
ようやく利益を生むベースが出来上がるのだろうと思っています。

私はA型事業所だからこそ、この「組織化」を特に意識しています。

利用者さんの持つ資質にレバレッジをかけて業務に上手に取り入れ、
さらに組織化することでしか、「利益」を追求することは難しいでしょう。

A型事業所に求める国の方針が云々という話はしたくありませんが、
利用者さんを「人材」として雇用している以上、
人材の活かし方と業務の「組織化」を考え続けることが使命であろうと思います。

それを考えると
バランスを取りながらもなんとか形に出来ているのが弊社の強みかな?とも思います。

もうすぐ、私が代表としてこの会社を引き継いで1年。
この強みをきちんと形として落とし込みながら
「利益を生み、利用者さんに還元できる」JiRiTsにしていきたいと思っています。

ただ、制度も変わっていきますし、
今の業務そのままずっと続くとも限りませんし、
道は真っ直ぐではなくて、ウネウネ寄り道、回り道あると思いますが

それでも、何だかんだで突っ走っていきますので
これからもみなさまよろしくお願いします。


2017年9月4日月曜日

人生に一度あるかないかの体験

人生に一度あるかないかの体験といわれて何を想像されますか?
それはゴルフのホールインワンです。
ゴルフを知らない人には、わからないと思いますので少し説明します。
ゴルフを行っている方ならばホールインワンのすごさがわかると思います。
ホールインワンとはゴルフのショートホールまたは、
PAR3と呼ばれるホール(3打でカップに入れれば良い)で、
1打でカップインさせると言うものすごいことなのです。
(距離は約150ヤード、メートルでは約135メートル)



そして、3打でPARのホールですから、
そのホールを1打で入れればそのホールでは-2打になりますから、
イーグルと言うことになります。

3打で入れることができれば正直アマチュアゴルファーではすごいことなのですが、
それを1打で入れると言う神がかったことなのです。
ホールインワンが出る確率と言うのが1/1万2000ですから数字からも「ありえない」というのがわかってもらえると思います。

 ホールインワンのすごさが分かっていただいたところで話をもどします。

私は自分で商売するまでは
吹田で古くからあるステーキ小万という店で働いていました。
その店は結構、裕福なお客さんが多く、
当時ゴルフをされている常連さんも沢山いました。
肉を焼くだけの店ではなく、
話をしてコミュニケーションをとっていくような店なので、
お客さんとの会話を増やすためにもゴルフをはじめました。
そこそこコースを回れるようになったある日、
お客さんから一緒に行こうとゴルフに誘われました。
それは、お客さんのゴルフクラブ主催の競技でメンバーと
ペアーを組んでスコアーを競うものでした。
その日は、調子が悪く午前中はたくさんたたきました。
昼から、がんばるぞ!
ひとホール目はパーです。いい感じ!
ふたホール目は、ショートホール(パー3)で下りの180ヤードです。
いつもでしたら6番アイアンを持つところですが、
キャディさんから
「今日のあなたはよく飛んでいるので7番アイアンがいい」
といわれ7番を使いました。

そして、セットアップしてアドレスし、
スイングに入るまで不思議なくらいスムーズに体が動きました。
なぜかスイングも体が勝手に動いている感じでスムーズでした。
イメージ通り、の弾道だったのでグリーンオンしたタイミングでピンを拾っていました。
次の瞬間、周りの人が急にざわめきだし、
「はいった」「はいった」といっています。
私は、「はいった」て、なにがはいったのやら即座にわからず
どうしたの、なにがあったの?と
ポーとしていたら「ホールインワンや!」と聞こえ
ことの重要性に気が付きました。

それでも信じられずに
「あのピンの後ろにボールがかくれてとちがうの」言ってしまいましたが、、
きっちり入っていました。

「まじ、本当に」どうしたらいいのだろう?
ホールインワン保険に入っていたっけ?謝礼はどうしたらいいのか?

などいろいろ考えているから、それからボロボロでスコアーになりませんでした。

クラブハウスに帰ってきたらメンバーさんが
すぐにこれでキャディーさんにお礼しておいでと1万円を握らせてくれました。
「まず、一安心」
今日はゴルフが終わっても、店に帰って仕事です。
たいへんです。一緒にゴルフをした人が店にきます。
全部、私のおごりなのです。
しかもびっくりすることに、
知らないうちにうちのマスターが私のゴルフ仲間をよんでいました。

もちろん、その人たちの分もおごりです。

でも、変な感じですよ。
私のお金でほかの店に食べに行くならよくわかりますが、
私のお金で肉を焼き食べてもらい、ビールをおごり、
喜ぶのは、売り上げが上がるマスターばかりです。

ビールで乾杯するとき「いただきます」といつもの癖で言ってしまいましたが、
よく考えると、「これって、おれの金とちがうん」!

なんやかんやで、たいへんな一日でした。

おかげさまで、ホールインワン保険は50万保障にはいっていましたから
ちなみに、ホールインワンは事故扱いです。。

うれしいような、かなしいような?思い出話でした。